琉球料理を楽しもう! 第9回 花ぼうる

 

琉球料理を楽しもう!、第9回「花ぼうる」です。

花ぼうるは琉球王朝時代から現在まで高級な焼き菓子として、祝い・法事両方に用いられているお菓子です。琉球王朝菓子で使う卵は卵黄だけといわれていますが、この花ぼうるも卵黄と砂糖、小麦粉で作ります。一見型で抜いたように思われますが一つ一つ手作業で作ります。

花ぼうるは南蛮から日本に伝わり、江戸時代の江戸では非常によく食べられた菓子のようですが、現在沖縄にのみ残っている貴重な菓子なので大切にしたいものですね。

《材料》
・卵黄…………2個
・上白糖………卵黄の重さと同量(約40g)
・薄力粉………90〜100g
・ベーキングパウダー
    ………小さじ1/2

《準備》
・薄力粉にベーキングパウダーを合わせふるっておく
・上白糖もふるっておく

(1)卵黄をときほぐし、3回に分け上白糖を混ぜる。※卵がレモン色になるまで
(2)耳たぶくらいのかたさになるまで、ふるった薄力粉を混ぜる
(3)生地を7等分にて形を整え、切り込みを入れて形取る
(4)150℃のオーブンで15分焼く

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かつて、琉球王国として栄えた沖縄。

そんな沖縄には、亜熱帯の厳しい自然環境、中国や薩摩との交易のなかで育まれてきた多彩な食文化があります。

宮中での儀式や各国の要人を持てなす接待・年中行事などで提供された宮廷料理、生活の知恵を活かした栄養・薬餌性の高い「医食同源」の考えにも通じる庶民の料理が現代まで脈々と『琉球料理』として、受け継がれています。

琉球料理の特徴は、豚だしと鰹だしをベースに、豚肉を中心とした肉類・昆布・魚介類・野菜・豆腐・乾物など多彩な食材を組み合わせて、深いうま味とコクのある味(アジクーター)が特徴です。

また、亜熱帯に位置する沖縄ならではの、ゴーヤー(苦瓜)、ナーベーラー(ヘチマ)、パパイヤ、田芋などの特有の食材があるのも琉球料理の魅力ですね。

栄養価や美味しさ、食材や調理法の独特さでも魅力あふれる伝統の琉球料理をレシピや作り方も公開しながら、5月からシリーズで紹介していきます!